2022年10月14日
バターとその物語
そのむかし、バターづくりは母から娘へと引き継がれる手仕事でした。その単調な手仕事の合間に女性たちは歌い、物語り、絆を深めながら魅惑的な食べ物を生み出したのです。産業革命を迎え効率が追求されるようになると、ストーリーを失ったバターはモノへと変化していきます。今日わざわざ手でバターをつくるのは、私たちがどこかに置き忘れてしまったものを取り戻すことでもあるのです。
暑さに弱い牛たちは気温25℃を超える季節が終わると体力を回復し、ミルクも自然な甘みを増していきます。秋の軽井沢で、ヨーロッパの伝統的な発酵バターづくりを楽しみましょう。
「発酵バターを作る会」
実施日時:11/18(金)10時〜12時
実施場所:キッチン
参加費:3,000円
持ち物:保冷バッグ、保冷剤、エプロン、三角巾など頭を覆うもの、筆記用具
定員:10名
申込方法:調理準備のため、11/7までにフォームよりお申込み下さい。
外部ナビゲーター プロフィール
植木 献/うえき けん
明治学院大学教養教育センター准教授(現代神学、食研究)、静岡県出身、軽井沢町在住。2011年の震災を機に軽井沢に移住、食の研究を本格的に始める。オフィスメイフィールドとして、自宅等でクッキングリトリートを開催し、食べることや作ることから日常を見つめ、リセットする活動を行っている。発酵バターを作り始めたのは、スコットランドでの生活がきっかけ。それまでおいしいと思っていたいろんなバターが帰国後おいしく感じられなくなり、おいしく健康的な発酵バター作りを追求するようになる。
会当日は、植木真理子がアシスタントに入ります。
保護者ナビゲーター プロフィール
・栁田 真理奈/やなぎた まりな
おいしいものが大好き。パン屋で働いている。手作りの発酵バターをもらい、「こんなに美味しい発酵バターが作れるなんて!」と衝撃を受ける。植木氏の教室に参加、発酵バター作りを学ぶ。最近ハマっている食べ方は、トーストに冷たい塊の発酵バターをたっぷりのせて食べること。
・木下 直子/きのした なおこ
植木氏のリトリートに参加し、食べること作ることで食卓が豊かになる経験をさせて頂きました。発酵バター製作の過程で出来る自家製カルピスは我が家の子供たちのお気に入りです。この機会にご賞味あれ!
スタッフと在籍保護者有志による裏風越運営サポーターです。