2023年6月14日
松岡正剛という人の名前を聞いたことはありますか?
千夜千冊というブックナビゲーションサイトを2000年から連載されていて、現在も1800夜を超えて継続中です。『見立て日本』『日本文化の核心』といった日本論、『知の編集工学』『情報の歴史21』などの情報論に関するいくつもの著作をもつ文筆家。佐藤優、田中優子、大澤真幸、田中泯、山本耀司、隈研吾といった数々の有識者をつなぐ編集者。そして経産省、文科省、地域行政、大学、企業からの企画を仕立てるプロジェクトリーダーでもあります。最近では、2020年の紅白でYOASOBIが使った角川武蔵野ミュージアムの館長もつとめられています。
そんな松岡正剛さんがもっとも大事にしているのが、2000年開校以来、3万人の受講生を輩出している「世界で一つの方法の学校」であるイシス編集学校だそうです。実はこのイシス編集学校、しんさんも入門し、現在は編集コーチ(師範代)になるためのコース「花伝所」を受講中なのです!
とはいえ、はじめて知った人にとって「編集」ってなんなの?
そんな聞いたことないものを学んで意味があるの?と思われるのも無理ないと思います。そこでこの夏ワークショップを開催する運びになりました。
このイシス編集学校を運営する編集工学研究所から吉村堅樹さんと八田英子さん、そしてイシス編集学校の師範で軽井沢在住の中原洋子さんに、編集ワークショップと読書ワークショップの同時ワークショップを開催していただきます。
「編集ワークショップ」では、「編集」とはどういうものかはもちろん、これまでの学校行事を題材に、どのように「編集」を活用するのかを紹介してもらいます。みなさんの仕事や生活や日常の考え方はもちろん、子どもたちの学びにも大きな気づきをもたらす「編集」に、この機会にぜひ触れてみてください。
「読書ワークショップ」は、図書館をつかいながら、松岡正剛流の読書メソッドである<目次読書法><マーキング読書法>を体験してもらいます。最後はデザインされた帯で本のレコメンドをしあげていただき、図書館にディスプレイしたいと思います。
夏の同時開催ワークショップ、ぜひご自身の体ごと体験していただければと思います。
ちなみに、編集工学研究所の吉村堅樹さんには、午前中には日経STOCKリーグプロジェクトの編集ディレクションもしてもらいます。こちらもどうぞお楽しみに。
実施日時:7/5(水)14時~16時
実施場所:校舎(申込者の方に別途お知らせします)
参加費:3,000円
定員:それぞれ20名
申し込み方法:2日前までにフォームに申し込みをお願いします。
▼イシス編集学校HP https://es.isis.ne.jp/
▼無料編集力チェック https://qe.isis.ne.jp/index/taiken001
–プロフィール–
吉村堅樹/よしむら けんじゅ
2010年より編集工学研究所に入社。2013年度よりエディットスクール事業部部長、イシス編集学校学林局林頭に就任。現在は編集工学研究所主任研究員・執行役員。奈良県の平城京遷都1300年記念関連プロジェクト、帝京大学共読プロジェクト、千夜千冊編集業務などを手がけたほか、編集力養成プログラムの開発、ハイパー・コーポレート・ユニバーシティの講座ディレクター、ISISフェスタなどのイベントプロデュース、人材マネジメント、書籍・WEBメディア編集など。『情報の歴史21』編集長、遊刊エディスト編集長。
中原洋子/なかはら ようこ
劇団テアトル・エコーの俳優養成所を経て同劇団に入団。女優活動しながらマーサ三宅に師事。劇団を退団後、ジャズシンガーとしての活動の傍ら、短大の非常勤講師およびミュージックスクールの実技講師、舞台及びワークショップのパフォーマンスコーチを務める。2015年、イシス編集学校に入門。[守]コースの師範として編集術指南および教室運営を担当。継続型読書コース多読ジムのインストラクターでもある。現在、編集工学研究所の研修トレーナーとして、情報編集力講座、読書術講座、共読ナビゲーター、図書館ワークショップの講師も務めている。
八田英子/はった えいこ
1997年大日本印刷に入社。事業部における情報システムのメインフレームを担当。商業印刷、ビジネスフォーム、包装などのシステム開発、保守、運用全般を行う。IPS(Information Processing Services)事業部でシステム刷新を進め、刷新完了の2015年に退社。2004年より松岡正剛主催の連塾に参加。2009年イシス編集学校に入門。師範代、師範を務めたのち、編集工学研究所に転職し、現職。イシス編集学校[守][破][離]コースのマネジメントのほか、編集の魅力を体験できるエディットツアーや各種セミナーなどで編集コーチを行う。
スタッフと在籍保護者有志による裏風越運営サポーターです。